不思議なもので症状に名前が着いた途端すっかりそれらしく4台症状が出て,心身ともにすっかり病人になってしまった.
仕事を辞め1~2年いや3~4年は家に籠りひたすら韓国ドラマをみて1日を過ごした.主人に"それだけ見てたらハングル喋れるようになった?"と聞かれ,まるで意識が無く只現実から逃避したかったことに気づく.
その頃,小学生だった次男が
"ママ元気ないけどどうしたの?"
と
"あのね病気になっちゃったの・・・ずーっと先になったら歩けなくなっちゃうかも・・"
と言うと
"ふーん最近静かだから上品な普通のお母さんになったのかと思ってた・・・でも大丈夫オレがおんぶしてどこでも連れて行くよ"
その言葉にどれだけ勇気付けられたか.
杖を使う日がやって来た.気が進まずなかなか外に出ない私の為に主人が私の大好きな赤いスヌーピーの杖を用意してくれ.ところが玄関から出るのが怖い.人の目が気になる色々理由を並べ相変わらず引き籠りの日々.
長男が
"何をためらってるの.足が1本増えただけだろ.逆に1本減っていたら歩けない人だと思えば気が楽でしょ"
その通りです.いかに気持ちが大切か二人の息子から教わる.
なんちゃって主婦
#なんちゃって主婦①
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加藤 百合枝 (水曜日, 25 4月 2018 20:27)
患者と健常者が一緒に行動することの難しさを感じて、身も心もボロボロ。
そんな時このなんちゃって主婦を読みました、なんてことはない日常の一コマだけど、心の中で「ふふっ」と笑っている私。同時に疲れもふっとび、なんだかまたやる気がわいてきました。ありがとう。